2023/10/01 02:59

国際スポーツ栄養学会(ISSN)というスポーツ栄養に特化した学会があります。

この学会では「筋肥大」「パフォーマンスの向上」2つの視点からサプリメントの評価もしています。

実はHMBは「筋肥大」の面で評価Aのサプリメントとして認められており
評価Aは有効性を裏付ける強力なエビデンスがあり、安全性が明白である サプリメントになります。
一方で「パフォーマンス向上」においても評価Bとされており
評価Bは有効性を支持するエビデンスは限定的もしくは複合的である サプリメントです。

「筋肥大」において評価Aのサプリメントは多くはなく
HMB、クレアチン、EAA(必須アミノ酸)、プロテイン のみとなります。

そしてHMBは厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」(P.387)においても触れられており
高齢者のサルコペニアに対する栄養療法としても示唆されています。


このようにエビデンスと安全性があるにも関わらず認知が低いのが不思議なHMBではありますが
食事から必要量摂取することは難しく、サプリメントから摂取することが推奨されています。

特にHMBはロイシンからの代謝産物になるので、体内で産生する必要があり、一般的に必須アミノ酸のロイシンの5%程度とされていますが、私は年をとればとるほど産生量は減るであろうと考えています。

そういう意味でも私はHMBは日々摂取したほうがよいと思いますし、継続的に摂取することで筋肉を維持することにつながってくれることでしょう。

もちろん私自身も毎日摂取しています。