2022/10/14 11:51

竹や笹を食べるイメージしかないパンダですが、クマ科に属する生き物です。

さらに、実際の所、犬と同じ肉食寄りの雑食動物であり、彼らの消化器官は肉食動物のそれと類似し、シンプルな作りのままということがわかっています。
牛などのような草食動物のように反芻するわけでもありませんし、セルロースを消化する酵素も持ち合わせていません。
しかし、彼らは竹や笹を毎日大量に食し、身体を維持しています。
これ非常に面白いと思いませんか?


中国ではパンダの生態を研究しているので、ネットで検索していると色々な情報がでてきます。
ここに「腸内細菌」が関与しているといわれています。


パンダの腸内にはセルロースを分解する腸内細菌がいる可能性があるというのです。
また、肉食よりのパンダは春から夏にかけてタケノコを食べることでタンパク質を摂取しており、それに応じて腸内細菌の種類や量が変化していることがわかっているそうです。

肉食寄りの身体の構造をしているパンダの消化吸収の仕組みは非常に面白いですし、腸内細菌の働きは本当にすごいですね。