2022/04/12 15:25
愛犬愛猫がミネラルウォーターを飲むようになりました。
ミネラルウォーターによっては「硬水」があります。これはカルシウムとマグネシウムが豊富ということです。
犬や猫は長期間、尿pHが傾くことでストルバイトやシュウ酸カルシウム結石になる可能性があります。
「硬水」のミネラルウォーターを飲むということはそのリスクをあげるという話がある一方で
そこまでリスクはないという話もあったりします。
そのような論争は実は海外でもあるようで興味深いデータが記事になっていました。
Can Hard Water Harm Your Dog?(英語のサイトにとびます)
アメリカの水の硬度を示す図と、各エリアでどれくらいの保険の支払いがあったかを調べており
本文からの引用ですが
「この調査では水の硬度が極めて高い地域では、水の硬度がやや高い、高い、または非常に高い地域の猫に比べて、
特にオス猫が泌尿器系の合併症、特に結晶尿になる可能性が3倍高いと結論付けています。」
ただしこのデータは査読付きの誌面には掲載されていないとのことで、より研究が必要とのことです。
日本ではそれとは別で「シリカ結石」について調べたレポートが発表されています。
こちらでは本文引用ですが
「実験的にシリカを高濃度に含む水道水の飲水により尿中シリカ濃度の上昇は見られなかったが、疫学調査から、シリカ濃度の低い水を飲水として使用することがシリカ結石発生の予防となると推測した。」
疫学調査では関連はありそうではありますが、さらなる研究や調査が必要ではあるようですね。