2022/03/14 15:09

ここ最近、国産の「ノンオイルコーティング」を強調するフードを目にします。

個人的には「だから?」と思うわけですが。

言い分はこうです。
オイルコーティングはフードを油脂でコーティング(吹付)している。
油脂は酸化しやすい→酸化したフードは身体に悪い。


酸化したフードが身体によくないのは同意ですが、
コーティングしようがノンオイルだろうが油脂は含んでいますし、
ドライフードは多孔質で穴だらけなのでいずれにせよ酸素に触れれば酸化します。


さて、コーティングの主な目的は
嗜好性を高める
一緒にプロバイオティクスなど一部原材料を噴霧する
コーティングの油脂も脂肪の供給減である
製造時に加熱される油脂の量を軽減する(熱に弱いオメガ3系を後から噴霧する)等があげられます。⇒熱に弱い油脂の酸化を防ぐ

また、メーカーとしては油脂が酸化しやすいのは当然の理解ですので、
油脂自体にミックストコフェロールといった酸化防止剤を使用することで酸化を防いでいます。
さらに、海外では粒の中にオイルをしみこませるような技術も開発されており、
コーティングフードでも表面がさらさらしているフードは多いです。


一方で、ノンオイルコーティングフードはコーティングがされていませんので、
すべての油脂が加熱前に投入されています。ドライフードは製造時に必ず加熱されます。
ノンオイルコーティングフードは「すべての油脂が製造時に加熱されている」ということでもあります。
オメガ3系のオイルは熱に弱いですけど大丈夫ですか?という疑問は個人的に思う所です。


話は異なりますが、表面の油脂を洗い流しましょう!という方がいますけどやめたほうがよいです。
コーティングの油脂も栄養成分に含まれています。
また、脂溶性の油脂が流れでることで、脂溶性のビタミンの吸収がされにくくなります。


昨今のオイルコーティングは高い製造技術によって行われています。
ネットの情報に右往左往せずに愛犬に合ったフードを選んであげたいですね。